学校図鑑

2017.05.24

2017年5月24日 桐朋中学校・高等学校 塾対象説明会

昨日5月24日はJR中央線国立駅徒歩15分の桐朋中学校・高等学校の塾対象説明会に参加してきました。桐朋さんにお邪魔するのは、実は今回が初めてでした。5年の歳月をかけて、全面改築がなされ実に綺麗なキャンパスとなっています。
 初めに校長先生のお話があり、「自主性に任せる」のではなく、「自主性を育てる」指導を行っており、生徒一人ひとりとしっかり向き合うよう心がけているとのことでした。
 それに引き続いて各教科の先生方から入学試験についての詳細な説明がありました。国語は「他者との関係の中で成長する少年」をテーマとした本文から、「正しい読解と自分の言葉による伝達」を問う設問を作成しているとのこと。「日頃の言語生活を豊かに」していくこと、「思いこみを排除する意識を」持つことの2点を重視して学習を進めてほしいとのことでした。算数は「基礎から応用まで幅広く出題」「難易度順に出題」「記述問題を必ず出題」「手を動かすことで構造が理解できる問題を出題」とのことです。社会は「知的関心を喚起させるための問題となるよう意識している」とのことで7割の得点率を目標に作成しているとのこと。そして理科は「日常生活の中にある理科」をテーマとし「身近な現象や実験などを題材」に基本知識と考察を問う問題を出題しており、6〜7割の得点率を想定しているとのことです。
 次に進路指導と大学入試結果のお話がありました。進路指導の基本姿勢は「生徒自らが自主的・主体的に考える進路」です。進路決定に際しては、様々な企画が行われておりきめ細かさを感じました。2017年度の最難関国公立大学については、東大・京大・東工大・一橋大・医学部医学科の順に、8・5・11・20・12の計56名、私大は慶應・早稲田・上智・医学部の順に88・84・32・47です。今後に向けての対策として、「2017年度は一橋大・東工大をはじめとする国公立大学では概ね例年通りの成果をあげることができたが、東大に合格できる最上位層を支えきることができなかった」との認識をもとに、授業では「授業内選抜クラス」的なクラス編成の検討、特別講座・講習・補講などの充実を図るとのことでした。
 最後に2017年度中学入試のお話。試験が2回に分かれて今年の春が2年目。募集人員・実受験者・合格者・合格最低点の順に、1回目110名・407名・157名・204点、2回目70名・545名・263名・208点。1回目と2回目の難易度は同じになように設定しており、ダブル受験者は260名だったとのことです。

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