旧校舎の思い出
中学受験専門塾ジャングルジムは2017年7月〜2022年7月の5年間は緑町4丁目に位置しておりました。
旧校舎は巨大黒板とテント教室を中心に塾という枠に縛られない自由な発想で作られた学舎となっており、現在の校舎にも随所で旧校舎の面影が残っております。
現在の塾の様子をお知らせする前に、旧校舎の様子を知っていただければ嬉しく思います。
塾入り口
塾の入り口はこのようになっています。
この少し背の低い扉は小学生諸君はそのまま通れるのですが、大人は少し屈まないと入れないようになっていて、わかっていても何回か頭をぶつけてしまいました。
下足スペース
塾内では土足ではなく上履きに履き替えて過ごしてもらっていました。
これは移転後も継続しているのですが、今では一人一つ下駄箱が設置されているので、このような靴が散乱している光景も過去のものとなっています。
靴を揃えるポスターなんかも掲示されていました。
テント教室
ジャングルジムの中央に位置するテントはジャングルジムの一つのシンボルとなっていました。
この教室内では写真のように床に直接座って授業を受けていたのが始まりだったのですが、次第に普通の椅子が入ったり、先生用の机が大きくなったりとマイナーチェンジを繰り返していました。
最終的にはこのテントがかなりスペースをとってしまっているということがきっかけで移転することになりました。
6年部屋
教室は何も手を加えていない状態でのスタートとなりました。
壁紙や床に経年の汚れが目立ちますが、ジョイントマットを敷いたり穴が空いた壁にポスターを貼ったりしてなんとか続けていたのを覚えています。
この教室には2021年から現在も使用している電子黒板が入りました。
6年部屋と呼ばれてはいますが6年生以外も使用する部屋でした。
5年部屋(真ん中部屋)
この教室は一番大人数の生徒が入れる部屋だったのですが、重大な欠点があり、クーラーのない部屋でした。
両脇の部屋から冷気や暖気を取り入れるために穴が空いていたのですが、それによって遮音性が著しく低くなってしまい、隣の教室で放たれた先生のギャグが面白く気づいたら塾全体が大爆笑に包まれるといったような光景も日常茶飯事でした。
教室は2面黒板でとても指導しやすい部屋でした。
教卓は購入したら高いので使用していない棚を使用していました。
実は今の校舎の教卓も1つを除いてはもともと棚だったものをリメイクしたものなのです。
4年部屋
この部屋は一番奥の部屋でした。
4年生が使うことが多かったことから4年部屋と呼ばれています。
この部屋は最後の方は畳が敷かれて、机で授業を受けたい子と椅子を用いず畳に直座して授業を受けていた子がいました。
外の窓の光が眩しく、昼の間は机を90度回転させ、2枚目の黒板で授業をしていました。
先生用ジャングルジム
この受付カウンターは特注で作っていただいたものです。
今の受付も同じものをとなっていますが、少し小さくカットしたものとなっています。
赤い棚には過去問が並べられていました。
ガラステーブル
テントの脇にあるガラステーブルでは、面談であったり先生が採点等をする席となっていました。
写真に写っているのは1期生たちとなります。
普段は生徒が座ることはありませんでした。
このガラステーブルは現在も同じものが使われています。
当時は本当にお金がなかったのでこのガラステーブルリサイクルショップで9000円で購入したものです。椅子が4つついてきましたが今日までに全て壊れてしまいました。
テントとガラステーブルの間
テントとガラステーブルの間にはちょっとしたスペースがあって、季節の飾り物や夏期講習のラジオ体操などが行われていました。
奥に見えるのが巨大黒板です。
巨大黒板
壁一面を黒板にした巨大黒板も、テント・ジャングルジムに並ぶ塾のシンボルとなっていました。
フクロウと月はチョークアートで描かれたもので、黒板には入試までのカウントダウンや算数の問題などが書かれていました。
入試前に学年の集合写真を撮るのも巨大黒板の前でした。
ジャングルジム
ジャングルジムのジャングルジムは画期的な自習スペースとして開校以来から争奪戦が発生するほどの人気スペースでした。
この適度な閉塞感と自分のスペースが確保されている安心感で卒業生なども使用していました。
常にジャングルジムの中には誰かが入っていました。
今の校舎にも3つのジャングルジムはあります。
カウンター
惜しくもジャングルジムの争奪戦に敗れた生徒たちが使っていた自習スペースがこのカウンターとなります。
現在の校舎にも2階と4階でこのカウンターを再現したものが作られています。
おしゃれな造作壁もあって、個人的にはお気に入りのスペースでした。
実は移転の際にこのカウンターは取り壊されたのですが、現在は2階の本棚として生まれ変わっているのです。