学校図鑑
2025.05.09
令和7年4月23日 開智所沢中等教育学校 塾対象説明会
令和7年4月23日に所沢市にあります開智所沢中等教育学校の第1回塾・教育関係者対象説明会に2名で参加してまいりました。
説明会は
「深化する開智〜所沢の成長と可能性〜」 校長 小野先生
「2025年入試結果分析と2026年度入試に向けて」 広報部主任・教頭補佐 太田先生
「生徒と創る開智所沢の『今』」 校長 小野先生&有志生徒
という流れで進んでまいりました。
最初の小野先生のお話は、開校してからの1年で嬉しかったことを7つに分けて、我々が見ることができない開智所沢の日常についてわかりやすいお話でした。
特に、文化祭や体育祭をいろいろなハードルがありながらも生徒たちの力で乗り越えたというところが先生目線で語られており、生徒さんたちもみんなで作り上げたということで結束力が高まったり、自信、そして来年以降はこうするぞといった野望のようなものを得られたのではないかと思いました。
新しく学校を作っていく、それを生徒主体で行なっていくという経験はなかなかできないものなのかなと思いますので、もちろん先輩がいない、前例がないといったところで戸惑うこともあるのかなと思うのですが、そこを受験生、ご家庭がどう判断していくのかというところはまだしばらくあるのかと思います。
次の太田先生のお話が入試に関連するものでした。
開智所沢の偏差値の比較では、
首都圏模試(2025年結果偏差値)
①→67
②→65
特A→73
算特→73
特B→69
日本橋併願→65
※男女同じ偏差値
これは
首都圏模試(2024年結果偏差値)
①→56
②→56
特A→65
算特→64
特B→63
日本橋併願→56
※男女同じ偏差値
と比較すると相当上昇しており、また合不合判定テストの偏差値では
2024年第1回合不合判定テスト偏差値
①→男子46 女子47
②→男子45 女子46
特A→男子56 女子57
算特→男子52 女子53
特B→男子49 女子50
日本橋併願→所沢中の記載なし
に対して、
2025年第1回合不合判定テスト偏差値
①→男子53 女子53
②→男子53 女子53
特A→男子62 女子62
算特→男子57 女子57
特B→男子57 女子57
日本橋併願→所沢中の記載なし
と上昇しております。
合格基準点も上がり、初回となった令和6年度入試に対して2回目となる令和7年度入試は相当難化したように感じました。
ただ、今回の入試は繰上げ合格を出しておりジャングルジムでも8期生15名の開智所沢受験者のうち
8名が合格
4名が繰り上げ合格
という結果だったことを考えると、電話がかかってきた受験生は相当数いるのではないかと考えることができます。
そして、繰上げ合格となった4名は開智所沢の入学を辞退し、進学した都内校の偏差値(合格した回)の偏差値が
46・50・51・54ということを考えると、都内校のどこと比較した際にどれくらいの割合が同校を選ぶのかというところがまだあるのかと考えられます。
開智所沢を熱望する受験者はこの偏差値の上昇に気後れすることもあるかと思うのですが、説明会等に参加し、傾向をよく研究して過去問対策を行い、そして加点の制度などを活用して果敢にチャレンジするのがいいのではないかと今回の入試の結果を見て思いました。
志願者の併願校としては男子が
1位 桐朋(2年連続1位)
2位 立教新座(前年5位)
3位 城北(前年2位)
4位 成城(前年3位)
5位 明大中野(前年27位)
6位 明大八王子(前年4位)
7位 中大附属(前年14位)
女子が
1位 富士見(2年連続1位)
2位 淑徳与野(前年6位)
3位 中大附属(前年2位)
4位 吉祥女子(前年4位)
5位 浦和明の星女子(前年11位)
6位 明大八王子(前年5位)
7位 山脇学園(前年8位)
という感じになっています。
最後の小野先生のお話は、授業の合間をぬって生徒の方もお話に来てくれました。
学校生活が充実している様子を感じることができました。