学校図鑑
2025.05.30
令和7年5月30日 大妻中学校 塾対象説明会
令和7年5月30日本日は東京都千代田区にあります大妻中学校の塾対象説明会に2名で参加してまいりました。
東京メトロ有楽町線市ヶ谷駅から徒歩10分で、先日訪問した三輪田学園とかかる時間は大体同じくらいでした。
私どもがこの学校の説明会に参加させていただくのは初めてで、説明会自体も3年ぶりの開催とのことでした。
現在ジャングルジムからは8期生が通っております。
説明会は
新校長挨拶のあと、出口と入口の話ということで大学進路結果報告(出口)と中学入試結果報告(入口)というテーマで行われました。
場所は大妻講堂で行われました。
まずは、今年度より新校長に就任した赤塚先生より、ご挨拶がありました。
赤塚先生は、歴代の校長を副校長・教頭の立場から支えつつずっと現場で生徒たちと向き合っていて進路指導部部長なども歴任していたそうです。
大妻ではめずらしい教員上がりの校長ということで女子教育の現場を知っているというのが強みとのことです。
VUCA時代をたくましく生き抜けるようなタフさを身に付けさせていきたいとのことで、集団突破力が女子が最も得意とすることであるので、そこを活かして特にどんどん医療分野に女子を送り込みたいという抱負も聞くことができました。
事実、女子は文系という偏見がまだありますが、現高3では約半数、高2は過半数が理系を志望しているとのことでこれからも生徒の可能性を信じ続けて、場をまとめて出る「太い杭」になれ!という合言葉で生徒たちと向き合っていく赤塚先生が引っ張る同校には今後も大きな期待が集まるでしょう。
次に2025年度の入試結果と今後の指導について、進路指導部長の大平先生よりお話がありました。
まず、今年度卒業生264名の進路ですが
国公立大学→21名
早慶上理→ 45名
GMARCH→ 52名
医歯薬看護系→33名(うち国公立2名)
海外大学→5名
☆ここまでで約6割
再受験→39名
とのことで、合格者数ではなく進学者数というところから同校の出口という部分がイメージしやすいのではないかと思います。
大平先生は、再受験となった39名は浪人しても諦めないということで、来年是非期待してくださいと力強くおっしゃっていました。
受かったところに妥協して進学するという流れになってきてはいますが、中高の学校生活の中でしっかりと自分と向き合って、目指すところがちゃんとある生徒さんは浪人しても諦めず希望の進路を掴み取ってくれるのではないかと思います。
私どもの塾から該当している生徒はいないのですが、心の中でがんばれ!と思いました。
国公立大学の医学部医学科の合格は、現役だと群馬大学、宮崎大学、一浪で福島県立医科大学、高知大学の合格があります。
また、国公立大学の総合型選抜・学校推薦型選抜での合格は、東北大学(農)、東京科学大学(工)、東京科学大学(国際社会)、特に東京科学大学は新設された女子枠での合格とのことです。
進路指導についての令和7年度の重点的な取り組みとしては
①中3からの進路学習の充実
→夏休み「中3生のための首都圏大学見学会」
②大妻be amibitiousプロジェクト(希望制)
→さまざまな講演会などで大学のイメージを具体化していく
③大妻Medical Seminar(会員制)
→中学3年生以上の医療系志望向けのゼミ形式の対応
最後に入試広報部長の長谷先生より中学入試結果報告のお話がありました。
大妻中学校の入試は
2月1日 第1回(募集約100名)
2月2日 第2回(募集約100名)
2月3日 第3回(募集約40名)
2月5日 第4回(募集約40名)
となっていて、第2回は他校と併願校になっていることから合格者を多く出すという特徴があります。
今年はサンデーショックなのですが、模試の志望者動向などでは1日が増加しそうで2日が減少しそうとの動きが予想されます。
今年の入試は合格ライン周辺に何人もの人数が集まっていて、1点の重みということを感じました。
いただいたデータはかなり生々しい情報があったのでここでは公表は控えますが、最後は細かいところで結果が分かれてくるということが再度確認されこちらの身も引き締まる思いがしました。
2026年度入試は大きな変更なく行われるとのことです。
この学校の主な卒業生に、アナウンサーの神田愛花さんや田中みな実さんがいます。
神田愛花さんは中高で生徒会長を務められたそうです(Wikipediaより)
ちなみに、神田愛花さんは中学受験の第一志望は東洋英和だったそうです(これもWikipediaより)