学校図鑑

2025.06.07

令和7年6月6日 大妻中野中学校 教育関係者対象学校説明会

令和7年6月6日 本日は東京都中野区にあります、大妻中野中学校の教育関係者対象学校説明会に参加してまいりました。
西武新宿線新井薬師前駅から15分ほど歩いて到着しました。

この学校には現在3期生と8期生が通っています。高3と中1ということで、1番先輩と1番後輩がいるということになります。

今日の説明会は
⚪︎目指す学校像について
⚪︎WWLとしてのグローバル教育・探究活動について
⚪︎大妻中野生の生活・入試(2025年結果 2026年概要)について

のテーマで行われました。

まず、目指す学校像について学校長の諸橋先生よりお話がありました。

諸橋先生はずっと大妻中野で勤められ、昨年4月より校長に就任しました。

大妻中野の塾説明会はコロナがおさまった後もしばらくオンラインのみで今日のような来校型の説明会は久しぶりの開催となったということで、その理由が大手塾の多くが「働き方改革などにより学校説明会に参加する先生に手当てを出さなければならなくなった」といったことで、自宅にいながら参加できるオンラインであったり、動画視聴型にすることで勤務時間中に見られるようにという配慮があったとのことです。
今日の説明会はコスモスアゴラというカフェテリアで行われたので、4人がけのテーブルに参加者が向かい合って座り、説明してくださる先生と正対しない形で行われたのでそんなことはなかったのですが、さまざまな説明会に参加してみると、会の間中資料も開かずケータイをいじっている参加者がいたり、ひどい時には居眠りをしている参加者もいたりするのを目にします。
最初の方は、説明会の時にもらえる図書カードとかそういうのがお目当てで参加しているのかなと思っていましたが、今日のようにその手のものが配布されない説明会でもこのような情景を見ることがあり不思議に思っていたところでした。
なるほど、そういうことかと思いました。

それは置いておいて、
大妻学院は4つの中高(大妻、大妻中野、大妻多摩、大妻嵐山)があり、月に1度校長会が開かれ様々な情報共有をしているとのことで、諸橋先生は4中高は仲が良いとおっしゃっていました。
ただし、大妻中野は独自の精神をもち、大妻中野はどんな学校ですかと問われるとグローバル教育校ですと答えると自信を持ってハッキリとおっしゃっていました。

帰国生の数も頌栄、洗足に次ぐ多さということとさまざまな背景を持つ生徒同士で高め合うことが、スイッチを押し合うことができるというところと、教職員も「大人が1年様子を見てみよう、まだ時期尚早じゃないかな」とためらった判断をしてしまうと、子どもの学習環境を10年遅らせることになってしまうということを合言葉に、どんどんチャレンジしていくという力強いお話でした。

また、中高一貫校として6年間お預かりするという責務ということで、高校進学の基準をさらに緩和し、中学でうまく過ごせなかったからといって、高校で出されてしまうということもないようにするというお話には安心感がありました。

次にWWLとしてのグローバル教育・探究活動について、グローバルセンターの水澤先生よりお話がありました。

ユネスコスクール、スーパーグローバルハイスクールに登録されている同校ですが、今回WWLにもなったとのことで、日本の学校を引っ張る立場として大きな期待が寄せられています。

そして、今年から法政大学のGIS学部と高大連携を結び、次世代のグローバルリーダーの育成に共に取り組んでいくとのことです。

本日の説明会でそのひとつひとつの詳細な説明があったのですが、“いい意味で”よくわかりませんでした。
さまざまな学校の説明会に足を運ぶと、おそらく私は過去の説明会との比較、他の学校の説明会との比較、そして自分が受けた教育との比較を無意識に行い、そこで理解をしようとしているのでしょう。
このブログを書かねばならない・情報を持ち帰らなくてはというプレッシャーもありますし、手当ても出ませんので当然集中して聞くようにしています。

しかし、今日のグローバル教育の詳細についてはわからなかったのです。
きっと、過去のスキーマに当てはめることができなかったのが理由かと思います。
先ほど校長がおっしゃった、大人の1年=子どもの10年 ということで先進的な取り組みなのだと思います。
興味のある方は説明会等に参加してみてくれれば、よろしいかと思います。
先日参加した十文字の説明会が探究に対する熱が今のところ一番だったのですが、本日参加した大妻中野はグローバル教育に対する熱量がものすごかったです。
そこはしっかりと感じ取りました。

ということで次に行きます。

最後に大妻中野生の生活・入試(2025年結果 2026年概要)について、入試広報部の篠原先生よりお話がありました。

大妻中野は明るく活気ある学校の雰囲気で、これは説明会後の校舎の様子からもよく分かりました。
部活加入率も中学は95%で高校は85%と活気のある同校を支えるものとなっています。

高校募集はなく、5クラスのアドバンスドコースと1クラスのグローバルリーダーズコースに分かれ、グローバルリーダーズコースは海外帰国生とグローバル入試を突破した国内生で構成されます。
中3進級時にコースの変更が可能で、中学受験時に英語をやっていなかったとしても内部での頑張り等でグローバルリーダーズコースに加わることが可能です。
グローバルリーダーズコースは高1までフランス語が必修というところがあったり、外国人教諭が中心の英語の授業だったりという特徴がありますが、他教科の学習内容は基本的にアドバンスドクラスと一緒になります。

OGとのつながりも深く、進路指導や日々の学習指導等に卒業生が活躍してくれることで、同じ学校で勉強した先輩からのアドバイスというものは実感が伴いやすいのかなと思います。

2024年度の進学状況(合格者)については、
国公立    7名
難関私大  24名
GMARCH 69名
医学部医学科 1名
となっております。

詳細はHPにあるかと思いますのでそちらをご覧ください。

指定校・公募推薦が約30%
総合選抜が約33%
大妻(特別)推薦が約5%
と年内入試によって進路を決定している特徴があります。

昨日の光塩女子学院とはこの率が対照的で、このよなデータからも学校の雰囲気が推測できるものと思います。

2025年度入試結果については、前年に比べ受験者が減少し倍率も下がりましたがここ5年間の傾向だと受験者は増加傾向です。
2026年入試について日程の変更等はありませんが、2/4AMの第5回入試の募集人数が約15名→約10名となり、その5名分が2/1AMの第1回入試で増加する(約50名→約55名)ということで、第一志望者が入りやすくなるものと予想できます。

最後に校舎案内をしていただきました。
最上階の8回からはスカイツリーがよく見えたのと、とにかく授業を集中してどの学年も聞いていたのが印象的でした。

帰りに新井薬師(新井山梅照院)で参拝してから西武線に乗り、新所沢へと戻りました。

Recent Post

Category

Archives