学校図鑑
2018.06.22
2018年6月22日 晃華学園中学校 塾対象説明会
今日は東京都調布市にある晃華学園に行ってきました。JR中央線「武蔵境駅」からスクールバスで25分ほどで正門に到着します。
最初は校内見学でした。この学校は緑豊かで広大な敷地に中学校・高等学校のほか幼稚園・小学校が併設されています。10年ほど前に完成した校舎は管理が行き届いていて、今でも真新しく感じられます。教室と同じくらいの広い廊下が印象的で大変明るく、開放感は抜群です。ホームルームも特別教室も設備が充実しています。
生徒たちはその中で真剣に授業に取り組んでいました。真面目で落ち着いた感じの生徒さんが多いという印象でしたが、先生方に伺うと普段は元気いっぱいとのこと、ちょっと安心いたしました。
そのあと校長の西山恵子先生から「ご挨拶」がありました。カトリック精神に基づき「心でしか見えないものへの豊かな感性を育てていく」とのお話が印象的でした。
この学校は小学校からの内部進学者が約50名、中入生が約110名ですがすぐに仲良くなり、心配はいらないとのことでした。
次に教頭の安東先生から様々なお話がありました。1963年に中学校高等学校を開校し55年目、「キリスト教的人間観に基づく全人教育」を教育理念としています。
2018年春の大学合格実績は次の通りです(卒業生141名)。
合格者数(現浪)・現役合格者数・現役進学者数の順に、国公立34・20・18(うち東大4・2・2 一橋4・3・3)、早慶上理ICU84・66・31、GMARCH118・90・18、そのほか医学部医学科は国公立6・1・1、私立19・13・6でした。約20名ほどが受験準備(浪人)となっていますが、今春の過年度生(浪人)の合格実績は国公立14(うち東大2・一橋1・医学部5)、早慶上理ICU18、私大医6であったことを考えると大変立派な合格実績だと思います。主な指定校は慶應5・早稲田6・上智4をはじめとしてかなりの数に上っています。また文系・理系な割合はほぼ1:1となっています。理系の生徒に対しては、数学・理科を先取りで進めていくため大学入試に向けて十分な対策時間が取れているとのことです。
大学入試改革への対応については今まで取り組んできたことと同じ方向であり、この学校の強みが出るだろうとの認識でした。
最後に安東先生から2017・2018年度の入試結果と2019年度入試についての説明がありました。
2018年までは2月1日(70名)・2月3日(40名)の2回で行われていました。近年出願者数が伸び悩んでいるため繰上合格者を含めた実質倍率はここ2年かなり低水準になっていました。
2019年入試からこの学校は2月1日の午後入試(募集人員30名)を新設します。そのため入試は次の通り3回になります。第1回2月1日午前(4科・約50名)・第2回2月1日午後(2科・約30名)・第3回2月3日午前(4科・約30名)です。またそれに伴って4科入試の配点に変更があり、算国各100・理社各75が算国各100・理社各50になります。
第1回・第3回は募集人員とほぼ同数の合格、第2回で多くの合格者を出すことになると思います。
晃華学園の2月1日午後入試参入は2019年度の女子の受験動向に大きな影響を及ぼすものと考えられます。
今日の説明会では時間の都合もあり学校の紹介が少なめでしたが大変素晴らしい学校だと思いました。