今日は西武新宿線本川越駅からスクールバスで20分の城北埼玉に行ってきました。

　最初は学校長の森泉先生のご挨拶でした。城北埼玉が中学校を開校して今年で15年になります。当初はかなりの人気を集めていましたが、現在はやや落ち着いた感じであり、「今後も謙虚な姿勢で募集活動に取り組む」とのお話でした。今春の入試では160名の募集人員に対して入学者は約120名でしたが、レベル維持のため安易な繰上げは行わなかったとのことです。「規律ある男子を育てる進学校」を標榜し、「着実・勤勉・自主」を校訓とする学校です。
　続いて入試広報副部長の田辺先生から入試情報のお話がありました。城北埼玉の教育の基本は「勉強だけでなく様々な力が必要」との認識のもと、人間形成に力を入れています。「静座(姿勢を正し、呼吸によって心を調整する)」を１日に６回行い自分をコントロールする力を身に付けさせます。また人間形成の根幹は道徳教育という考え方から「城北埼玉は本気の道徳教育」を行っているとのことです。部活動にも熱心に取り組んでおり「部活は引退するまで続ける」よう指導しています。
　大学進学指導では「全教科の根幹は国語」という考えのもと国語を核にした教育を行なっているとのことで、「英語が重視されているが城北埼玉は国語」と明言していました。もちろん英語軽視というわけではなく様々な取り組みが行われていることは言うまでもありません。
　今年は数多くの私立中学校を訪問し説明会に参加させていただきましたが、「グローバル教育」「ITC」「アクティブ・ラーニング」の３つのキーワードが都内校では特に頻繁に話題になっていました。地味な男子校・進学校ですが今日の説明会はある意味新鮮に聞こえたのも事実です。