学校図鑑

2017.09.14

2017年9月14日 日本大学第二中学校・高等学校 塾関係者対象説明会

今日は西武新宿線鷺ノ宮駅からバスで10分ほどのところにある日大第二に行ってきました。

 1927年に開校し創立90周年を迎えた伝統校ですが、平成26年に人工芝グラウンド、27年には新中学校舎と新図書館が完成し実に素晴らしい教育環境になっています。杉並の静かな住宅地に囲まれた13000坪を超える広大な敷地の中には中学校舎・高校校舎、芸術校舎・理科校舎、教科教室棟、体育館・武道館が立ち並び、プール、中校庭、人工芝グラウンド、テニスコート、多目的コートなどが配置されています。杉並百景に選ばれた42本の銀杏並木も壮観で、まるでどこかの大学に来たような感じと言っても宜しいかと思います。
 説明会は中学校校長の深沢先生のご挨拶から始まりました。「90年の伝統が育んだ、おおらかで明るい校風」について、最近あった具体的な事例に基づいたお話が聞けました。短めのお話でしたが、この後すぐに授業があるとのこと、日大第二では校長先生も授業を担当しているそうです。
 続いて「日大二中・二高」の学びについて、広報室長中島先生のお話がありました。校訓は「信頼敬愛 自主協同 熱誠努力」で、「見える学力と見えない学力(を共に伸ばす)」「規則正しい健康な生活習慣(を身につける)」「真剣に学び、思い切り汗をかく」ことを目指しています。「見えない学力」とは「豊かな心を持ち、物事を自分で考えて判断し、進路や職業を選択して社会に適応できる力」を指すとのことでした。
 中学校での学習については「中学時代は基礎基本の徹底、先取りならず深掘り」という方針のもと、9教科万遍なく学ぶとしています。高校1年生からは中入生240名と高入生180名を完全に混ぜてしまうそうですが、学校側としてはこれを非常に良いことと捉えているようです。
 次は進路指導のお話でした。卒業生の約30%(100名強)が日本大学に推薦で進学します(医3名、薬6名含む)。日大への推薦については日大基礎学力到達度テストの結果が付属校25校中第1位であり、ごく下位の生徒でもどこかの学部には推薦されるとのお話でした。約60%弱は他大学に進学します。指定校推薦合格者が80名ほどで(早稲田4・上智4・理科大4・明治5・青山2・立教2・中央8・法政6・学習院10など)、公募推薦合格者25名を加えると100名を超えています。一般入試・既卒を含む合格者の合計は、国公立23名・早慶上智47名・理科大24名・MARCH
204名で、薬学部にも35名の合格を出しています。付属校・共学校ですが理系志望者が40%をしめるというのも驚きでした。
 最後は入試のお話で、昨年から面接試験を無くしたこと、第1回・第2回ともに男子の方が合格ラインが高いことについて説明がありました。

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