学校図鑑

2017.06.09

2017年6月9日 中央大学附属中学校・高等学校 塾対象説明会

今日は中央大学附属中高の説明会に行ってきました。西武新宿線小平駅からバスで12分。前回はJR中央線武蔵小金井駅から徒歩で行きましたが、今日は思った以上の近さにびっくりしました。小平駅で乗ったのは銀河鉄道バスという素敵な名前のバスでした。

 最初は学校長先生の挨拶で、大学との強い連携のもとで、すべての能力をバランス良く育てる教育を進めているとのことでした。
 
 続いて教務部主任の先生から「教育内容」についての説明がありました。中学での先取り教育は主に数学で、2学年3学期までに中学内容をすべて履修し、3学年では高1内容(数学1)と中学内容の復習を並行的に行うとのことです。その他では、国語の「古典分野」で先取りを実施するとのこと。中入生は高校入学後、成績についてはほとんど問題なく、上位層の多くは内進生が占有しているそうです。高校1年時は附属中クラス、2年時は混合クラス、3年時は文系クラス・理系クラスとなります。中学➡︎高校の進級基準、高校➡︎大学の推薦基準はどちらも緩やかです。
 約5万㎡の広大な敷地に人工芝グラウンドや野球場があり、設備も大変充実しています。また、中学校の3年間で60冊の課題図書を読むことになっており(高校の3年間でさらに100冊)、読書の習慣が身につきます。
 
 最後は入試広報の先生の説明でした。極めて詳細で充実した資料をもとに入試結果・次年度入試についてのお話を伺いました。17年度入試は1・2回の合計で女子が95名の応募者増加、逆に男子が64名の減少となりました。女子増加の原因としては女子校を避ける傾向が進んでいることが、男子減少の原因としては①前年度の倍率が高かったこと②明治大学付属3校の志願者増の2点があげられました。
 入学者へのアンケートでは第一志望校であると答えた生徒が70%に達しており、選んだ理由として校風、大学付属であることが他を引き離して上位を占めています。1回目は明治・青山・立教・法政との併願者が多く、2回目はそれに早慶の併願者が加わる形になります。
 中央大学への進学者は全体の87%ですが、推薦枠は卒業生の97%分あります。また、高校3年生になると併願コースがあります。国公立大学は無制限に、私立大学は中央大学にない学部に限り、中央大学への推薦権を維持したまま受験可能です。

 全カリキュラム主義、受験にとらわれない教育を掲げた、付属校らしい学校です。

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