学校図鑑
2018.06.19
2018年6月19日 武蔵野大学中学校(現・武蔵野女子学院中学校) 塾対象説明会
今日は東京都西東京市にあります、武蔵野女子学院中学校の塾対象説明会に参加してまいりました。
西武新宿線で田無駅まで行き、田無から歩いてだいたい20分くらいで到着しました。
バスを使って行くこともできます。
この武蔵野女子学院中学校は、2019年度中学を共学化し校名を武蔵野大学中学校とします。
男子受け入れに向けて、グラウンドの人工芝化をはじめ様々な準備を行っているとのことでした。
まずはじめに、日野田 直彦校長よりこれからの武蔵野のビジョンについてお話がありました。
日野田校長は、2014年から大阪府立箕面高校の校長に着任し、着任3年で海外トップ大学への進学者を含め顕著な結果を出したことを提げて今回武蔵野大学中学校の校長となったそうで、今日のお話は、今後どのように武蔵野大学中学高等学校での教育を進めていくかというよりも、以前箕面高校でどのような哲学で生徒たちを導いていたのかというお話が中心でした。
まず、「英語が話せない」裏にあるマインドやスキルの問題として、自信を持ってテャレンジすることや、失敗を恐れないことが一番大事であるということを強調しておっしゃっていました。
海外大学に進学することの重要性についても熱く語っていました。
また、日本でいう偏差値の高い生徒が海外大学で活躍するのではなく、自分なりの信念や哲学を持つことや、それを素直に表現すること、そして議論することが海外大学に進学する上でとても大切であり、事実海外大学の教授によれば、最低限の英語が使えることを前提とすれば偏差値50の子も偏差値70の子も変わらないそうです。
したがって日野田先生は箕面高校時代、そういったテャレンジ精神を植え付けることや議論によって自分の主張を深めていくことを徹底的に取り組んだということを語っておられました。
校長先生のお話の中で、箕面高校で日野田先生のもとで学び、日本で初めてミネルバ大学に進学し、現在は大阪大学に戻ってきているという優秀な生徒さんのお話もありましたが、やってみなさい、言ってみなさいと非常にチャレンジをさせてくれる校長先生だそうです。
会が終わって、その生徒さんにお話を聞くことができたのですが、「日野田先生なら、箕面高校よりの武蔵野高校の方が成果が出ると思いますよ。」とおっしゃっていました。
入試については、当然男子を受け入れることになりますので、大きく変わります。
2月1日の午前入試(第1回入試)は男女50名を募集します。
特待はこの入試では出しません。
科目は国語と算数の2教科です。
2月1日の午後入試(第2回入試)は男女40名を募集します。
科目は国語、算数、社会、理科、英語の中から2科目を選択する入試で、英語は英検4級程度の問題だそうです。
また、英検3級を持っていれば50点の加点、準2級を持っていれば英語は満点となるそうです。
なお、この2月1日の午後入試は特待生を出すそうです。
2月2日の午前入試(第3回)は男女20名を募集し、特待生も出します。
科目は算数、英語のうちから1教科選択で、算数は150点満点、英語はリスニング試験、筆記試験、口頭試問からなる試験を行うとのことです。
なお、リスニングの難易度は英検3〜4級程度のものとする予定で、第2回入試同様、持っている英検によって加点があるそうなのですが、口頭試問は英語を選択した全受験生に行うとのことです。
2月2日の午後入試(第4回)は思考力入試で、2月4日の午前入試(第5回)はプレゼン入試だそうです。
プレゼン入試はある造形物を作って発表するといった形となっているそうです。
なお、第4回と第5回で10名程度の生徒を募集するとのことです。
大きく変わった武蔵野大学中学校の動向に注目が集まっています。