学校図鑑

2023.06.19

令和5年 5月31日 山脇学園中学校 塾対象説明会

今日は東京都港区にあります山脇学園中学校の塾対象説明会に参加してまいりました。

私は新所沢→西武新宿→赤坂見附(丸の内線)という行き方で向かいました。
9時14分の電車で10時30分からの説明会に間に合いましたので、1時間30分くらいで着くのかと思います。

移動している間に思ったこととしては「凄いところにあるな」というもので、学校から配布されたリーフレットにもありましたが、超一等地に広大な敷地を持つ学校となっています。
ジャングルジムも2期生が通っています。

まずは、「山脇学園の志」というテーマで校長の西川先生のお話がありました。

今年創立120年を迎える山脇学園は全校生徒約1600名と私立女子校としては大規模校という位置付けとなっていて、高校受験のない完全一貫校となっています。
多様な知から学び取り、チャレンジを楽しみ、自らの選択で志を定め、その実現へ自走する人を育てていくために、これからの教員像というものを重視していて、定期的な研修等を行っているというお話が印象的でした。

次に6年間のカリキュラムと学習進路計画というテーマで学習進路部長の高桑先生より説明がありました。

6年を2年ごとに3つのステージに分けるというのは山脇学園に限らず、ほぼ全ての学校が言っていることなのですが、特徴的なこととして
中学の英語の五段階別習熟度授業というものがまずあります。
これは、G1ー初学者、G2ー英検3級相当、G3ー準2級相当、G4ー2級相当、G5ー準1級相当という5つのクラスに分けて、G1では週6時間のうちネイティブ教員が担当するのが1時間、G3だと2時間、G5となるとなんと全ての授業をネイティブ教員が担当するというもので、かなりきめ細やかな指導が行われているものと思います。
これだと小学生のうちに英語がある程度できていないと入学後大変なのではないかと私は思ったのですが、今年度の中1の約70%がG1からスタートしているとのことで少しホッとしました。

進路については、ホームページをご覧いただければわかりやすいかと思います。

東京大学を含める国公立大学へは12名が進学し、医学部医学科へは4名、早慶上理ICUとGMARCHへは70名進学し、海外大学はコロンビア大学に1名進学したとのことです。
これは、入学時と卒業時を比べて伸ばしていると言える学校ということで話題となっているデータでもあります。

この卒業生が中学入試をしたときの四谷の80%偏差値(A入試)が49でした。
ちなみに、2023年度第1回合不合判定テストでの80%偏差値(A入試)は53となっています。
これはどちらも50の偏差値である富士見を完全に抜き去ったという形となります。

また、これは今日の説明会で初めて明かされる情報だったのですが、山脇学園は芝浦工業大学の協定女子校となり、一定以上の成績をとっている、サマーインターンシップに参加しているという条件こそありますが、定員を設けずに推薦入学できる仕組みを整えたとのことです。

これはなかなか大きなニュースなのではないかと思います。

最後に入試についてのお話となりました。
昨年と特に変更はないとのことです。

2月1日午前のA入試
2月2日午後のB入試
2月4日午前のC入試がいわゆる4科目型の一般入試で、
2月1日午後は算数か国語の1科入試となっています。
また、
2月1日午前のA入試
2月2日午後のB入試
2月4日午前のC入試にはそれぞれ英語入試もあります。

あとは英語AL入試、探求サイエンス入試、帰国入試と多様な入学の方法がありますが、それも学校が多様性を重視しているということの現れなのではないかと思います。

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