学校図鑑

2023.09.26

令和5年 6月22日 開智所沢中等教育学校 塾対象説明会

今日は来年春開校予定の開智所沢の塾対象説明会に2名で参加してまいりました。

まだ校舎は建設中ということで、所沢西武のイベントホールにて説明会は行われました。

所沢市初となる〝中学入試をしている〟学校ということとなりますので、所沢市にある塾の我々は大きな期待を持って説明会に臨みました。

まずは開智学園理事長の青木先生によるご挨拶からでした。

約15年間の準備期間を経て既存の学校を買い取るという形をとらずに1から学校づくりを行っていき満を辞して2024年度開校ということで、近年急速に発展し社会の仕組みを変える可能性のあるAIを問いあげながら、日本型の教育だけでは世界と対峙することはできないので、海外でスタンダードとされているバカロレア教育を伝統的な開智の教育に補充する形で融合していくというお話でした。

また、戦略的学習力というものを6年間の中高一貫のカリキュラムで身につけさせていくために、勉強合宿などを行うことで相互作用によって身につけさせる仕組みが決まっているとのことです。

そして開智所沢の大きなテーマとしては探求型大学進学教育なのですが、探求的な学びをするためには基礎的な知識がなくてはならないということで、海外ではこのような基礎学力は家庭で身につけるものということとなっているようですが、そこまで海外式にするのではなく、ある程度学校で身につけさせるようにしていくとのことです。
約30分にわたる熱いお話でした。

そのあとは開室準備室の坂田先生と太田先生より学校紹介のお話がありました。

理事長のお話にもあった探求型の学びについて、これは他の学校でもやっているかとは思うがウチは〝本気の探求〟ですというこれもまた熱いお話でした。

確かに、他校の説明会に参加してみてもこの〝探求〟については必ず触れられるものなのですが、どこの探求が本気でどこが本気ではないかということは当然わかりません。
しかし、開智所沢は学校生活のあらゆる場面で探求教育を行うということで、それが可能となる校舎を作っていくということは客観的にみた他校との差別化となるのかなと思います。

探求のみをやるということですと、総合型の大学受験しかできないのではないかとも思われますが、夏期講習や冬期講習、先ほどの勉強合宿などを行い基礎学力の向上も軽視しないということです。

最後に入試について、開校準備室の吉村先生よりお話がありました。

すでにご存知の方もいらっしゃるかと思われますが、今年度の開智所沢の入試は岩槻にある開智中学と中央区にある開智日本橋の入試と同日に同内容の実施となります。

開智の入試と80%偏差値(四谷大塚)が
1月10日   男子54 女子56
1月11日   男子62 女子64
1月12日   男子56 女子58
1月12日午後 男子59 女子61
1月15日   男子52 女子54
開智日本橋の入試と80%偏差値(四谷大塚)が
2月4日    男子54 女子53

となっておりますので、どのようなラインで合否を出していくのかということが気になるところであります。
受験料は一律2万円ということで、2万円で上記の全ての入試を受けることができます。
また、開智と開智所沢、開智日本橋と開智所沢の合否判定を受けることができるとのことです。

募集が240名で高校募集がない学校となりますのでそのあたりからも学校の本気度が伝わっていきます。

説明会を聞いてみて抱いた印象としては、まだまだ決まっていないことが多いなといったことで、それは全然悪い意味ではなく、生徒が集まって校則などから一緒に学校を作っていこうという未来志向の姿勢が反映されているのかなと思います。

1からの学校に参加するということとなると、先輩がいないということであったり、これから学校がよくなっていく上での失敗というものを経験する可能性があったりと躊躇してしまいがちなのではないかなとは思いますが、裏を返すと誰もが経験できないような中高生活を送れるのではないかと思います。

会が終わった後、西武デパートの中華料理屋さんにて名刺交換会ということでお昼ご飯をご馳走になりながら様々な質疑応答の方をさせていただきました。
知り合いの塾の先生とも一緒になってかなり濃い話ができたのではないかと思います。

ジャングルジムも大手塾ではない塾の中で所沢市にある唯一の中学受験専門塾ということで、良好な関係を築いていきながら今後の動向にアンテナを張っていきたいと考えております。

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