学校図鑑
2017.10.14
2017年10月14日 富士見中学高等学校 塾対象説明会
今日は西武池袋線・中村橋駅徒歩3分にある富士見中学高等学校の説明会に行ってきました。前回は6月17日に訪問しており、その時のレポートは同日付の学校図鑑で紹介させていただきました。前回と重複しない内容を掲載させていただきます。
はじめに校長の板倉先生のお話がありました。「純真・勤勉・着実」を建学の精神に掲げ、「社会的貢献のできる、自立した女性の育成」を教育目標としています。さらに「豊かな人間性の育成・進路希望の実現」を柱に据え、「進路指導・学習指導・人間教育の3分野のバランスを重視」した教育方針のもと指導を進めています。
「進路希望の実現」と「豊かな人間性の育成」を表裏一体のものとして捉え、行事・クラブを大切にしています。前回同様に進路指導において「自己肯定感を育み、夢や希望を高く掲げる」というお話がありましたが、学習指導においては興味・関心を引き出し、自ら進んで勉強をやっていくような指導をしているとのことでした。探求学習として、中1・中2における「調べ学習」➡︎中3での「卒業研究」➡︎高校の小論文個別指導➡︎大学受験を有機的に結びつけ成果を上げています。中学における「卒業研究」は、課題の設定➡︎情報の収集➡︎整理・分析➡︎まとめ・表現を繰り返し行っていきますが、高校受験に時間を割かなくて済む中高一貫校ならではの学習だと思います。
「心の成長がなければ進路指導・学習指導は意味をなさない」という強い信念のもと、自主性・協調性・協働性を育むために行事・クラブに力を入れているというお話には共感を覚えました。
続いて英語科の島谷先生から「富士見におけるアクティブラーニングと英語科での取り組み」のお話です。内容は前回とほぼ同じでしたので、6月17日のレポートをお読みいただければ幸いです。
次は高校教頭の佐藤先生から「進学結果」の説明がありました。大学現役進学者数については、国公立大学+早慶+上理ICU+GMARCHで51.8%となっています。指定校推薦での合格者は6名のみ(慶應1名・早稲田4名・武蔵野音大1名)で、ほぼ全員がより上位の大学を目指して一般入試に挑むという状況です。
最後に入試広報部長の藤川先生から「入試について」の説明がありました。内容は前回同様でした。配布された資料から重要な点をご紹介いたします。
国語では、論説と小説の2題の文章題が出題されますが、漢字の書き取りだけで10点分あるので、止め・はねもきちんと書くようにとのこと。
算数は大問が4つ出題されます。大問1は平易ですが40点分あるのでここで落とさないようにすることが合格への道です。
社会では、分量がかなり多くあり、時間内に終わらない受験生もいるため、解けるものからどんどん解いていくことが大切です。漢字指定でないものはひらがなでも大丈夫です。
理科は生物が難しいとよく言われますが、ヒントがしっかり隠されているのでしっかり考えて欲しいとのことです。