学校図鑑

2018.06.13

2018年6月13日 富士見中学校 塾対象説明会

今日は、東京都練馬区にあります富士見中学校の塾対象説明会に2名で参加してきました。
去年はこの学校の説明会に6月と10月と2回参加させていただきました。

新所沢から西武池袋線で中村橋駅まで行き、そこから徒歩約5分のところにあります。
向後先生と新所沢駅で待ち合わせし、所沢駅で準急新木場行きに乗りました。
ひばりヶ丘駅で急行に乗り換えができるとのことで、上石神井まで早く着くから乗り換えようと、急行に乗りました。
そして中村橋には急行は止まらないので、石神井公園で降りたところ、先ほどまで乗っていた準急新木場行きが来ました。
「急行に乗った意味なかったですね〜」なんて言いながら準急新木場行きに乗ったところ、中村橋を通過してしまい、一駅先の練馬で降り、下り電車に乗って中村橋に戻ったという間抜けな道中でしたが、ちゃんと行けばすぐ着きます。

ちなみに時間10分前には会場に到着しておりました。
時間に余裕を持つことは大切です。

2020年の創立80周年を見据えた校舎の建て替えも残すは図書館棟のみとなり、この図書館も今年9月にオープンするとのことで、非常に綺麗な学校でした。

説明会が始まり、まず最初に校長の板倉 清先生の「これまでの富士見と、これからの富士見」というテーマでのお話がありました。
富士見の建学の精神は、純真・勤勉・着実なのですが、実はこの学校の創設者である深井先生は男子の進学校として城北中学・高等学校も創設しており、城北の校訓の自主・勤勉・着実のうち、勤勉・着実が一緒だそうです。
今年で創立78年目となり、今日では高校募集のない中高一貫校となっております。

去年のレポートにも書いてありますが、特進クラスを廃止したことによって学校全体の一体感や絆が深まり、このことを象徴する出来事が、廃止する前は成人の日に卒業生が母校にほとんど集まってこなかったのが、廃止してから成人の日にほとんどの卒業生が集まるようになったことだそうです。

学校の方針である「社会に貢献できる自立した女性」の育成について様々な興味深いお話がありました。
特に、21世紀のリーダーシップ論としてリーダーとフォロワーを入れ替わって経験できるようにすることによって、リーダーの責任感と良きフォロワーとしての自覚を芽生えさせ、選択し行動する勇気を持ち、失敗を恐れない積極性を育んでいるというお話には、なるほどと思いました。
特別な才能がある人だけが常にリーダーをやるのではなく、誰もがリーダーをすることでそれぞれフォロワーの気持ちがわかり、またフォロワーに回れば、リーダーが今求めているのは何かといったように自分のリーダーとしての経験をもとに選択し行動ができるようになるとのことです。

また、学習指導での強調点として「興味・関心を引き出すこと」と「進路実現に見合う実力養成」を両輪のように噛み合わせねばならないとして様々な方向から生徒たちの興味・関心を引き出すための刺激を与えて、実力養成に関しては、生徒2人や3人に先生が1人付くような細分化された受験対策など、とにかく手厚い指導をしているなといった印象を受けました。

進学実績に関して高校教頭の佐藤先生よりお話がありました。
現役での国公立大学進学者が33名で、去年の26名よりも増えています。
また、早稲田大学には9名、慶応義塾大学には7名、上智大学には5名、ICUには2名、東京理科大には3名が進学しています。
また、GMARCHの進学者の合計が54名で、国公立・早慶上理ICU・GMARCHに現役で進学した生徒は卒業生の約35%を占めているとのことです。
それに、医学部、薬学部、看護学部への進学者を足すと、卒業生の54.9%となります。
まさに、“よく伸ばす学校”であると思います。

そして、指定校推薦は早慶+GMARCHほか約110校あるのですが、今年指定校にて進学した生徒は4名(早稲田3慶應1)と少ないこともこの学校の特徴だそうです。

2018年度入試結果について入試広報部長の藤川先生よりお話がありました。

今年の結果はこのようになっています。

出願者が1000人を割るようになった要因はweb出願を導入し、ギリギリまで出願が可能になったことから多めに願書を出しておくといったことが不要になったためであり、受験者数には大きな変動はありません。

説明会の終了後、校内を案内してもらいました。
余裕を持ったスペースの使い方と、申し分のない設備にはさすが私立だなといったところです。
しかし、まるで会社のように整った非日常的な空間というよりは、陽の光がたくさん入った明るい学校といった感じです。

9月には、新しい図書館が完成します。
そして、富士見中学・高等学校の図書館にはホームルームクラス、教科の担当ではない司書教諭という先生がいます。
その司書教諭の先生は、本の探し方や、本を使った調べものの仕方といったことを教えてくれるほか、図書館を訪れると常に何かワクワクするような仕掛けを常に図書館に施しているとのことで、非常に素晴らしい取り組みだなと思いました。

よくほかの学校の説明会に行くと、図書館は蔵書○万冊!と紹介していただくのですが、富士見中学・高等学校の図書館は常駐している先生が図書館を効果的に使うことをサポートしてくれるという点でこれもまた大きな魅力なのではないかなと思います。

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