学校図鑑
2018.06.18
2018年6月18日 明治大学付属中野八王子中学校 塾対象説明会
今日は東京都八王子市にあります明治大学付属中野八王子中学校・高等学校の塾対象説明会に2名で参加してまいりました。
この学校の説明会には去年にも参加しております。
新所沢駅からは西武線で拝島駅まで行き、そこからスクールバスに乗って行きます。
だいたい1時間くらいで到着しました。
はじめに学校長の森先生よりお話がありました。
今年で開校35周年を迎えた明大中野八王子は、21世紀を生き抜かなければならない生徒たちの育成ということで、目標設定をしっかりと定め、高い付加価値を創造していくことによって「本校に進学してよかった。」と生徒諸君に言ってもらえるような努力をこれからも続けていくとの熱いメッセージをいただきました。
大きなニュースとしては、今年より拝島駅からスクールバスが運行するようになりアクセスが良くなったこと、生徒食堂がリニューアルすることをおっしゃっていました。
所沢からですと、拝島駅からバスに乗れるようになったことで学校までの所要時間が大幅に短縮されることになります。
また、文科省の地方創生の方策に伴う23区内の私立大学における定員厳格化により、明治大学を含めた私立大学の合格者数が減っている中、明大中野八王子の明治大学への推薦枠は増加しているとのことです。
次に学校生活・進路について、白井広報主任よりお話がありました。
建学の精神である質実剛毅、協同自治を以てすれば、どんな時代の、どんな社会状況にも対応する能力を育むことができるという信念は素晴らしいと思いました。
グローバル化、国際化と多くの学校が社会の動きに敏感となっている中、広大な自然環境の中でゆったりと土台作りを行っていくことの重要性を強く意識しているとのことです。
また明治大学の付属校で、多くの卒業生が明治大学に進学するのですが、明治大学に進学することをゴールだと定めず、自分のやりたいことをしっかりできるように、大学に入ってからも活躍できるように中1から高3までの内的促しによる進路選択を十分に行っているというお話には、感銘を受けました。
また、明治大学進学率は83.8%で、明治大学の推薦圏内には90.0%の生徒が入ったとのことです。
大学側も合格者を絞りこまなくてはならない現状の中で、確実に進学してくれる付属校の生徒への枠を増やしているとのことで、実質「手を挙げれば明大に行ける」状態であるとのことです。
また、他の付属校である明大中野(82%)と明大明治(88%)とほぼ変わらないことから、一昔前のような明大中野八王子だけ少し明大に行きづらいという心配はもうないと言ってもいいでしょう。
定員を超えると補助金カットの今日の方策により明治大学も合格者数が減っています。
明治大学現大学4年生の時の合格者が24,909人だったのに対し、2018年度の合格者は21,216人、2019年度の合格者の予想が19,943人と多い時に比べ5000人近く人数が減るだろうと思われます。
大学に入るのが難しくなっていて、さらに新しい大学入試制度の先行きが不安な状況の中で、「大学に入ることを目的とせずに、その先の人生を見据えた教育が大きな付加価値となる」ということを強調していました。
次に入試について、芦澤広報副主任よりお話がありました。
付属人気の中でも特に今年受験者を増やし、2018年度の受験生は過去5年で最も多く、歩止まりも極めて高かったことから厳しい入試だったと言えますし、このような傾向は来年以降も続くだろうとのことでした。
しかし、出題における基本姿勢「入学後も授業についてこれるかどうか」は変えずにこれまで通り難問・奇問は出題せず、基本レベルの問題がしっかり解けるか、小学校で習った漢字がしっかり書けているかといったことを中心に見ていくとのことでした。
理科・社会での漢字で書くべきところのひらがなについては、画一的な採点基準はないとのことです。
この素晴らしい人工芝のピッチは圧巻です。
また、野球場もあります。
野球部とサッカー部がグラウンドを取りあわなくてもいいなんて羨ましいなあと思ってしましました。
思いっきり部活に励みながら、これからの人生の土台となる力を育み、明治大学に進学するという明大中野八王子の付加価値というものはとても大きいのではないかと思います。